可視-近赤外スペクトルのケモメトリクスによる非破壊組織識別(公衆衛生学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
組織や組織由来産物による人畜共通感染症の広がりが懸念されている.この問題に対処する方法の一つとして,感染性の高い組織を選別することがあげられる.それゆえ,簡便な組織識別分析法の開発が求められている.本研究では,マウス脳,肝臓,腎臓,精巣の可視-近赤外スペクトルを多変量解析することにより,非破壊的組織識別の可能性を検討した.600から1,000nm領域の透過光を主成分分析(PCA)およびIeave-outクロスバリデーションに供し,ケモメトリクスモデル作成した結果,得られたPCAスコアにより各組織の明確な識別が可能であった.これらの結果から,可視-近赤外分光法をケモメトリクスと組み合わせることにより,組織の識別が可能であることが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2006-12-25
著者
-
小野寺 節
東京大学大学院応用動物専攻応用免疫学教室
-
小野寺 節
東京大学大学院農学生命科学研究科応用免疫学教室
-
生田 和良
大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野
-
生田 和良
北大・免疫研
-
生田 和良
酪農学園大学
-
作道 章一
東京大学大学院農学生命科学研究科応用免疫学教室
-
ツェンコパ ルミアナ
神戸大学農学部食料生産環境工学科バイオプロセス工学研究室
-
鄭 卿子
神戸大学農学部食料生産環境工学科バイオプロセス工学研究室
-
森田 博之
神戸大学農学部食料生産環境工学科バイオプロセス工学研究室
-
大森 崇司
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医臨床病理学教室
-
Onodera T
Department Of Molecular Immunology Graduate School Of Agricultural And Life Science The University O
-
作道 章一
東京大学大学院農学生命科学研究科応用免疫学教室:大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野
-
生田 和良
大阪大学微生物病研究所
-
Ikuta K
Osaka Univ. Osaka Jpn
関連論文
- 人間に話をさせるのではなくて, 動物に話をさせよう
- 情報ひろば 講座 BSE感染動物の危険部位と安全対策
- 鶏におけるEimeria tenella感染に対するさとうきび抽出物(SCE)の防御効果(免疫学)
- 鶏におけるさとうきび抽出物(SCE)のアジュバント作用(短報)(免疫学)
- 正常プリオン蛋白質の機能 (特集 プリオン病研究における最近の進歩)
- 鶏におけるさとうきび抽出物(SCE)の免疫増強および成長促進作用(短報)(免疫学)
- 牛海綿状脳症の現状
- 資料 座談会 プリオンとは何か
- 現場でのBSE対策
- 牛海綿状脳症(BSE)対策の考え方 (特集 食品の安全について考える)
- SCOPE(77)牛海綿状脳症(狂牛病)概説
- 牛海綿状脳症 (BSE) の家畜衛生上および公衆衛生上のリスク
- 牛海綿状脳症及び変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の最近の現状
- 正常プリオン蛋白の機能及びアポトーシスとの関係
- 膵島β細胞系MIN6のTNF-α誘発アポトーシスに対する血清胸腺因子(FTS)の効果
- 1997年のノーベル医学生理学賞
- 牛海綿状脳症と伝達性ミンク脳症およびその他の動物の海綿状脳症
- 牛海綿状脳症, 伝達性ミンク脳症およびその他の動物の海綿状脳症
- イヌインターロイキン-8の定量のためのサンドイッチELISA法の確立(短報)
- 狂牛病とプリオン
- 九州地方で飼育される健常な黒毛和種牛における抗ボルナ病ウイルス抗体の検出(ウイルス学)
- 新たなブタMHC(SLA)クラスIIDQB対立遺伝子のクローニング及び特徴付け
- 神経内分泌組織におけるIA-2発現解析
- プリオン病研究における最近の進歩 : 診断ツールおよび細胞培養系モデル
- BIO R&D 可視-近赤外分光法--ウイルス侵入を水際で防ぐ最先端検査となるか
- 可視-近赤外スペクトルのケモメトリクスによる非破壊組織識別(公衆衛生学)
- メチレンブルーと赤色光照射による血漿中HIV-1の光不活化
- Babesia microtiならびにBabesia rodhaini感染マウス赤血球における糖取り込み活性(寄生虫病学)
- ボルナ病ウイルスと慢性疲労症候群 (特集 疲労の科学) -- (慢性疲労病態)
- 乳飲みマウスの腸上皮へのカーボンブラック微粒子の取り込み
- アドリアマイシン接種犬の臨床病理学的所見について
- 組換え型豚伝染性胃腸炎ウイルス(TGEV)核タンパク質を用いた間接ELISA法の開発(短報)(ウイルス学:)
- フリーラジカルに暴露したラット海馬由来神経細胞における過酸化脂質, 抗酸化酵素活性, および細胞内遊離カルシウム濃度
- 胎盤微絨毛膜小胞を用いたラット胎盤アミノ酸輸送活性に及ぼす上皮成長因子(EGF)の影響(臨床学病理)
- 胎盤微絨毛膜小胞を用いたラット胎盤アミノ酸輸送活性に及ぼす上皮成長因子(EGF)の影響(臨床学病理)
- バキュロウイルス系発現馬伝染性貧血ウイルスコア蛋白の, ゲル内沈殿反応, ELISA法による評価(短報)
- BSEの安全対策
- BSEプリオンのかたちの異常が感染する
- BSE(ウシ海綿状脳症)問題の最新情報
- 正常型プリオン蛋白質(PrPC)の機能--神経系,免疫系,生殖系におけるPrPC (〔2002年〕12月第1土曜特集 プリオン蛋白関連疾患)
- 海外情報1 非定型BSEをめぐる状況
- 牛海綿状脳症(BSE) (特集 海外家畜伝染病の発生動向と対応)
- 七面鳥ヘルペスウイルス感染培養細胞中のウイルス特異抗原に対する単クローン性抗体
- ポリクローナル抗イヌインターロイキン-8抗体の作製とその性状
- イヌにおける鶏卵白由来物質の貪食機能増強作用
- MORPHOLOGICAL ALTERATION OF CANINE NEUTROPHILS INDUCED WITH RECOMBINANT CANINE INTERLEUKIN-8
- イヌ・インターロイキン8・ cDNAをトランスフェクトしたCos 7細胞の培養上清中のイヌ末梢血単核細胞および多形核細胞遊走因子の検出
- マウスC127細胞におけるBPVベクターを用いたウシP13-K遺伝子のmRNA安定発現
- わが国の豚における脳心筋炎ウイルスに対する抗体調査
- HIV-1持続感染細胞にみられるアポトーシス感受性の低下
- 鶏マレック病および白血病リンパ腫由来細胞株の糖脂質組成における差違
- 運動機能障害を呈する猫におけるボルナ病ウイルス非構造タンパク質p10に対する抗体保有率(ウイルス学)
- ネコにおけるボルナ病ウイルス抗体の検出
- エイズウイルスのライフ・サイクル
- HIV感染過程と各種HIV阻害薬の作用機序
- ウシ白血病ウイルス(BLV)gp30 ITAM内Tyr 498のウイルス増殖における重要性
- 比較免疫生物学の最近の展開
- プリオンレスマウス不死化神経細胞におけるEMCV-Bの増殖
- 21世紀における感染症の捉え方 8. 感染症の概念の新しい展開 : germ theoryを超えて 6) 慢性疲労症候群 (CFS)
- 中国における重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス持続感染状況の把握
- 血漿分画製剤の製造工程におけるプリオン蛋白の挙動
- Reviewと研究 ボルナ病ウイルス
- パストリゼーションにおけるヒトパルボウイルスB19の熱感受性
- 中枢神経系におけるボルナ病ウイルス研究の進歩 (綜説シリーズ--現代医学の焦点(233))
- ボルナ病ウイルス感染ラットにおける抗体の解析:抗p10抗体の早期出現と感染動物脳における新規ウイルス抗原の検出(短報)
- HIV
- ヒトの神経を冒す新しいウイルス感染症--ボルナ病ウイルス感染症 (特集 エマージングウイルス感染症--人類の新たな脅威となるウイルス病)
- ボルナ病ウイルスの人への関与の可能性
- ボルナ病ウイルス研究の最新動向 (あゆみ ボルナ病ウイルス研究の最新動向)
- 4.安全な抗HIVワクチンと遺伝子治療法の試み (第75回 北海道医学大会シンポジウム)
- 日本の動物および人におけるボルナ病ウイルス感染状況
- ボルナ病ウイルスと精神疾患 (6月第5土曜特集 ウイルス病最前線) -- (最近のウイルス感染症の動向)
- 慢性疲労症候群とウイルス感染 (6月第5土曜特集 ウイルス病最前線) -- (最近のウイルス感染症の動向)
- ウシ胎仔胸腺から樹立されたマクロファージ細胞株
- 新生子の免疫 (新生子の免疫)
- PCR-RFLP法による飼料中の動物由来DNAの同定確認
- プリオン遺伝子を欠損させたマウス神経細胞株の樹立
- 牛海綿状脳症(BSE)のその後の情報
- スクレイピ-と狂牛病--家畜のプリオン病
- BSE対策は成功したのか (特集 人と動物の共通感染症(2)BSEを中心に)
- 正常型プリオンタンパクの抗-アポトーシス機能における構造的な機能中心の解析
- ウッドチャック肝細胞癌のヌードマウスへの移植
- 動物の検疫および水際対策 : 牛海綿状脳症(BSE)に関する防疫措置(水産環境保全委員会)
- スクレイピー (〔2002年〕12月第1土曜特集 プリオン蛋白関連疾患)
- 五史学会例会(平成二十二年度)発表論文(抄録) 牛海綿状脳症(BSE)発生の歴史
- 安全な抗HIVワクチンと遺伝子治療法の試み
- 日本におけるボルナ病ウイルスの疫学調査
- 日本におけるボルナ病ウイルスの疫学調査