七面鳥ヘルペスウイルス感染培養細胞中のウイルス特異抗原に対する単クローン性抗体
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概要
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七面鳥ヘルペスウイルス(HVT)感染細胞の細胞内抗原に対して蛍光抗体法で陽性反応を示す3種類の単クローン性抗体(G4, B2, C12)を確立した. これら抗体はHVTやマレック病ウイルスで感染した細胞の膜抗原とは反応せず, またゲル内沈降反応や中和試験においてもホモのウイルスであるHVTとは反応しなかった. C12抗体は細胞質内のさまざまな顆粒を, またG4とB2抗体は細胞質全体を広く染色した. 免疫沈澱法, SDS-PAGEによりG4とB2抗体はHVT感染細胞中の30キロダルトン(K), 24Kと20Kのポリヘプチドと反応し, またC12抗体は70Kと45Kのそれとわずかに反応した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1985-10-15
著者
-
生田 和良
大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野
-
生田 和良
大阪大学微生物病研究所感染病理学研究部
-
見上 彪
日本大学生物資源科学部
-
見上 彪
北海道大学獣医学部家畜伝染病学教室
-
伊沢 久夫
北海道大学獣医学部家畜伝染病学教室
-
伊澤 久夫
北海道大学獣医学部家畜伝染病学講座
-
加藤 四郎
大阪大学微生物病研究所感染病理学部
-
安田 雅美
北海道大学獣医学部
-
加藤 四郎
大阪大学微生物病研究所
-
生田 和良
大阪大学微生物病研究所
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