トカラ馬の血液成分に及ぼす飼養地, 季節および性の影響について
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概要
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本研究は, 鹿児島大学農学部附属農場入来牧場および開聞山麓自然公園に飼養されているトカラ馬について, 14の項目にわたる血液成分を測定し, それらの測定値に及ぼす, 飼養地, 季節および性の効果の有無について分析を行なった.その結果の大要は次のとおりである.1.分散分析の結果, WBC, Hb, S-TP, T-Bil, GluおよびCaにおいて, 飼養地間差が見られた.2.季節間のちがいは, WBC, Ht, Hb, T-SP, A/G, T-Bil, Glu, GOT, GPT, CaおよびPにおいて見られた.3.これらのうち, WBCとGluは冬期に高く, Ht, HbおよびT-Bilは夏期に高い値を示す傾向が見られた.4.性間差はGOTにのみにみられ, 雄に比較して雌が高かった.
- 鹿児島大学の論文
- 1987-03-16
著者
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