鹿児島県主産地におけるポンカンの導入経路調査と優良系統の探索について
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概要
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鹿児島県内のポンカンの古くからの産地(屋久島, 坊津, 垂水)と新しい産地(市来, 高山, 枕崎)におけるポンカンの導入経路を明らかにし, 各産地の優良系統を調査した.産地によりかなりの不良系統が混在し, 各産地の平均収量を引き下げていた.しかし産地によっては, 優良系統の穂木を選んで苗木を作ったため, 収量が比較的高く安定しているところもあった.各産地とも果実収量, 品質などの点からみて非常に優秀な系統が存在していた.選んだ9系統のうち2系統のみはタターリーフ・ウイルス(TLV)を保毒していたが, 他の7系統は無毒であった.
- 鹿児島大学の論文
- 1985-03-15
著者
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