鹿児島県におけるセミノールのステム・ピッティング病の調査
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概要
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1.鹿児島県内の4カ所の産地において, セミノールのステム・ピッティング病の調査を行なった.ステム・ピッティング病の有無, 程度は2年生枝を剥皮して調べ, また収穫期に果実を収穫して品質を調査した.2.どの産地のどの園でもステム・ピッティング病が認められた.その発生率は芽接樹に比べて高接樹の方が著しかった.産地によってもその発生は異なるようであった.3.樹令とステム・ピッティングの程度の間にははっきりした関係は認められなかった.芽接樹でも高接樹でもステム・ピッティングの発生率と果実の大きさの間に負の相関が認められ, ステム・ピッティングが激しくなるにつれて果実が小さくなる傾向がうかがわれた.しかし着色, 糖, 酸などの果実品質はステム・ピッティングの程度とは関係がなった.
- 鹿児島大学の論文
- 1979-03-19
著者
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