2-Chloroethylphosphonic Acidによる桑葉の落葉促進, 季節と枝の齢, 葉齢との関係
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概要
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エスレル散布の落葉に及ぼす影響をクワの葉齢, 枝の齢との関係から検討するため, 1978,1979年の2年間にわたり, 1978年当時4年生のクワ品種'収穫一'を用いて, 春から夏にかけて実験を行った.エスレル濃度は3000ppmとし, 高pH(6.5〜7.0)と低pH(3.5〜4.0)の区と無処理の対照区, 計3処理区, 10反復で試験を行った.1978年の実験において, エスレルによる落葉には枝の齢が大きく影響し, 展葉50葉の枝で90%以上, 30葉の枝で70%以上, 20葉の枝で45〜50%の落葉率を得た.1本の枝のなかでは葉位11〜20葉の葉が, それより若い葉や古い葉より落葉しにくい傾向が認められた.1979年の, 前年エスレル散布をしたクワを用いての実験においては, エスレル処理により枝の齢や葉齢にあまり関係なく, 著しく高い落葉を得た.エスレルのpHが低い方が落葉が多い傾向にあったが, その差はごく僅かであった.
- 鹿児島大学の論文
- 1982-03-19
著者
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