陰影変化がある画像間での局所位相を用いた特徴点の対応付け(卒論セッション(ポスター発表))

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
一定のシーンを撮影した時系列画像において特徴点の対応付けを行う際,光源や対象物体の運動などに伴い画像間で陰影変化が生じている場合には,見え方に基づく対応付けが難しくなる.この問題に対処するため,本論文では,局所的な位相情報を用いた対応付け手法を提案する.局所的な位相情報は,画像とGaborフィルタとの畳み込みによって得ることができる.得られた局所位相に対し,位相シフトと空間シフトの関係を利用して対応付けを行う.また,対応付けの際に複数のフィルタの出力を選択的に利用することにより,位相情報が不安定になる場合の影響を軽減することを試みる.陰影変化に対する位相の振る舞いについて,特徴点近傍の領域に適当な形状モデルを定めて考察し,一定の条件下での安定性を理論的に確認した.また,実際に陰影変化がある実画像を対象として,提案手法による特徴点の対応付けを行い,その性能を評価した.
社団法人情報処理学会の論文
2006-05-18

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク