心内膜炎を呈したと畜場搬入豚からの細菌分離, 特にStreptococcus suisの分離(短報)
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概要
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1985〜1994年にかけて, 心内膜炎を呈したと畜場搬入豚から細菌分離を行った. 総計2,006,127頭のうち495頭(0.025%)が心内膜炎と診断された. これらのうち, 399頭から細菌が分離されたが, 96頭(19.4%)からは分離されなかった. また11頭の心内膜炎病巣部から, 2菌種の細菌が分離された. Streptococcus suisは127頭(25.7%)から分離され, Streptococcus dysgalactiaeは75頭(15.2%), Erysipelothrix rhusiopathiaeは63頭(12.7%), Actinomyces pyogenesは39頭(7.9%), Pasturella multocidaは11頭(2.2%), Staphylococcus aureusは10頭(2.0%), Streptococcus porcinusは8頭(1.6%)からそれぞれ分離された. 生化学的性状検査によりS. suisと同定された99株のうち, S. suis type 2が35.4%と最も多かった. 残りの株はS.suis type 1/2(2.0%)とtype 9(1.0%)であった. また61株(61.6%)が型別不能株であった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1997-01-25
著者
-
片岡 康
日本獣医生命科学大学獣医微生物学教室
-
片岡 康
日本獣医畜産大学獣医畜産学部獣医微生物学教室
-
片岡 康
日本獣医生命科学大学 微生物
-
高橋 敏雄
農林水産省動物医薬品検査所
-
勝見 正道
仙台市食肉衛生検査所
-
高橋 樹史
酪農学園大学獣医伝染病学教室
-
菊池 直哉
酪農学園大学獣医伝染病学教室
-
平棟 孝志
酪農学園大学獣医伝染病学教室
-
片岡 康
日本獣医生命科学大学獣医学部
-
平棟 孝志
酪農学園大学
-
片岡 康
日本獣医生命科学大学 獣医微生物学研究室
-
菊池 直哉
酪農学園大
-
菊池 直哉
酪農学園大学獣医学部獣医学科
-
菊池 直哉
酪農学園大学獣医学部
-
片岡 康
日本獣医生命科大
-
片岡 康
日本獣医畜産大学
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