我が国における食用動物由来Salmonella Typhimuriumの多剤耐性パターンの変動(細菌学)
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概要
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2002〜2005年に日本において食用動物から分離されたSalmonella Typhimurium計153株について,薬剤耐性とDT104関連ファージタイプを調査した.優勢な耐性型は,牛ではアンピシリン・ジヒドロストレプトマイシン・カナマイシン・オキシテトラサイクリン(45.2%,48/104)耐性,豚ではジヒドロストレプトマイシン・オキシテトラサイクリン(58.7%,27/48)耐性であった.また,DT104関連ファージ型の割合は,牛由来104株中32株,豚由来48株中2株及び鶏由来8株中1株で,牛と豚では1999〜2001年にそれぞれ71.9%および31.4%から2002〜2005年には30.8%および4.1%に有意に減少した.
- 2007-11-25
著者
-
渡辺 治雄
国立感染症研究所・細菌部
-
泉谷 秀昌
国立感染症研究所
-
浅井 鉄夫
農林水産省動物医薬品検査所
-
小島 明美
農林水産省動物医薬品検査所細菌製剤検査室
-
高橋 敏雄
農林水産省動物医薬品検査所
-
高橋 透
農業生物資源研究所生殖機構研究ユニット
-
本多 英一
東京農工大学農学部家畜微生物学教室
-
寺嶋 淳
国立感染症研究所細菌部
-
渡邊 治雄
国立感染症研究所細菌部
-
浅井 鉄夫
全国農業協同組合連合会家畜衛生研究所:(現)農林水産省動物医薬品検査所
-
川越 久美子
動物医薬品検査所
-
峯 寛子
東京農工大学
-
浅井 鉄夫
動物医薬品検査所
-
小島 明美
動物医薬品検査所
-
石原 加奈子
動物医薬品検査所
-
原田 和記
動物医薬品検査所
-
小澤 真名緒
動物医薬品検査所
-
高橋 敏雄
動物医薬品検査所
-
鮫島 俊哉
動物医薬品検査所
-
原田 和記
農林水産省動物医薬品検査所
-
原田 和記
日本獣医生命科学大学獣医学部
-
高橋 敏雄
動物用抗菌剤研究会
-
渡邊 治雄
国立感染症研究所
-
渡辺 治雄
麻布大学 獣医学部病理学研究室
-
寺島 淳
感染研・細菌第一
-
寺嶋 淳
国立感染症研究所
-
小沢 真名緒
東京農工大学農学部獣医学科家畜生理学教室
-
本多 英一
東京農工大学
-
Mine Hiroko
Department Of Veterinary Medicine Faculty Of Agriculture Tokyo University Of Agriculture And Technol
-
石原 加奈子
動物医薬品検
-
浅井 鉄夫
農林水産省動物医薬品検査所 検査第2部
-
Ozawa Manao
農林水産省動物医薬品検査所
-
Takahashi Toshio
National Veterinary Assay Laboratory
-
寺嶋 淳
国立感染症研究所 細菌第一部
-
泉谷 秀昌
国立感染症研究所 細菌第一部
-
寺嶋 淳
国立感染症研究所細菌第一部第一室
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