Xylocaine液による牛の嗅覚麻酔について

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概要

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行動研究の基礎技術に感覚除去法があり、その中の1つに嗅覚麻酔法がある。牛の場合の技術確立のため、Xylocaine液を用いて嗅覚麻酔の可能性を検討した。未経産牛1頭および去勢牛2頭を用い、電気ショックによる逃避反応を二才イと連合学習させ、古典的条件づけを行った。このようにして条件づけられた牛にXylocaine液を施用し、施用後の条件反射の有無から麻酔効果の有無を判断した。その結果、頭位を上にして固定された牛に中鼻道および背鼻道から細管を通して筋骨部にXylocaine4%液を注入し、静置浸潤させた場合、嗅覚麻酔効果が明らかであった。
日本家畜管理学会の論文
1977-10-25

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