t重誤り訂正符号をもとにしたt重誤り訂正全一方向性誤り検出符号の一構成法

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概要

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本論文は,t-EC符号にチェックビットを付加することによって作られるt-EC/AUED符号の新しい構成法を提案している.従来のこの種の符号構成法は,計算機探索等によって得られる1種類の付加ビットを付加する構成法であった.本論文で提案する構成法では,チェックビットを二つの部分に分割することにより,分割の仕方をパラメータとする一連のt-EC/AUED符号が構成できると共に,従来の符号よりも符号化・復号化に必要なテーブルのサイズを縮小している.また,二つに分割したチェックビットの一方は組織的に構成される.更に,本論文では,もう一方の付加ビット集合の新たな構成法も検討している.これらの結果,従来よりも優れたチェックビットの集合を得ると共に,最終的なt-EC/AUED符号においても従来の同種の符号より優れたレトの符号が得られることを述べている.
1993-01-25

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