ポリシランの発光過程と温度依存性

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概要

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ポリシランは主鎖σ電子の非局在性により、1次元半導体固有の特質を持つため、様々な光・電子機能材料への応用が期待されている。しかし最も特徴的な主鎖の励起子発光を除くと、分子構造と発光特性との明確な相関関係は未だ十分明らかにされてはいない。そこで、我々は分子構造の及ぼす発光過程への影響をより詳細に理解するために、アルキル基、フェニル基を側鎖とするポリシラン及び、それらの主鎖に分岐を導入したポリシランを合成し、フォトルミネッセンス、再結合寿命の温度依存性を測定した。その結果、主鎖-側鎖間のエネルギーの移動、励起・エネルギー緩和・発光過程に及ぼす温度、主鎖分岐の影響の一端が明らかとなった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-05-06

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