アフィン不変量による相対的3次元情報を用いたヒューマンインタフェース
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概要
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仮想3次元空間の対象物に対して手ぶりで操作を行なうことのできるヒューマンインタフェース実現のためには,手の3次元位置や,指の向きの情報を求める必要がある.これに対してはステレオ視の利用が検討されてきたが,ステレオ視ではカメラのキャリブレーションを行なう必要があり,簡便に使うことができない.そこで,複数画像からの3次元のアフィン不変量のアルゴリズムを用いることにより,キャリブレーションが不要で,カメラ中心ではなくユーザ中心の座標系で,位置や向きの指示ができるヒューマンインタフェースを提案する.アフィン不変量として3次元の位置を求める方法は従来から知られているが,ここでは画像上での線分(指)の方向から線分の3次元の向きを求める方法を検討した.これを利用して指先の3次元位置と指の向きを求め,手の動作により仮想空間上の対象物を動かすヒューマンインタフェースを実現した.その結果,1秒間に3回処理を行ない,対象物を動かすことができ,ヒューマンインタフェースとしての有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-19
著者
-
白井 良明
大阪大学工学部
-
久野 義徳
大阪大学工学部
-
久野 義徳
大阪大学工学研究科電子制御機械工学専攻
-
坂田 健一郎
大阪大学工学部電子御機械工学科
-
白井 良明
立命館大学情報理工学部
-
坂本 昌穂
大阪大学工学部電子御機械工学科
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