脳波を利用した意思伝達のための呈示画像数の比較

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概要

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我々は, 筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Scherosis、ALS)のために脳波を利用した意思伝達のための研究を行っており, その際, 画面に4つの画像を呈示した方法の報告を行っている.しかし, ALS患者が伝えたい項目は多くあり, 4つでは補うことができないが, 一度に多くの項目を呈示すると被験者の負担が大きくなる.そこで, 本稿では健常者を対象として意思伝達に効果的な呈示画像数の検討を行った.その結果, 呈示画像数を変えても正答率に有意な差はなかったが, 画像数が多い場合, targetの位置によって正答率に差がある傾向がみられた.このことから, 全ての画像が画面隅にある4個が適していると考えられる.しかし, 訓練によって正答率が高くなったことから, 画像数が多くても訓練を積むことによってtargetの位置に依存せずに高い正答率を保てると示唆される.
2005-01-22

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