英語音声刺激が等尺性収縮運動時の脳-筋同期活動に及ぼす影響

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概要

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本稿では等尺性収縮運動時における脳-筋同期活動が,英語音声刺激によってどのような影響を受けるか,検討を行った.6名の被験者(右利き男性,21〜25歳)を対象とし,被験者には与えられた英語音声刺激を無視する刺激無視条件,その刺激を意識する刺激意識条件,外部刺激を与えないコントロール条件の3つの条件下で運動課題を行ってもらった.このときの脳波と筋電図に対してコヒーレンス解析を行い,各条件でのコヒーレンスの最大値の比較を行うことで,英語音声刺激が脳-筋同期活動に及ぼす影響について考察した.解析の結果,刺激無視条件とコントロール条件のコヒーレンスの最大値に有意な変化は見られなかった.また,刺激意識条件においてコントロール条件と比較し,コヒーレンスの最大値が有意に減少した.このことから,英語音声刺激を意識した場合に脳-筋同期活動に干渉を起こす可能性が考えられる.
2011-01-20

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