ブレイン・コンピュータ・コミュニケーションシステムのための刺激条件の検討 : 選択項目数と距離

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
われわれは視覚刺激に対する脳波の応答から被験者が選択した刺激を推定することで意思伝達を行う「ブレイン・コンピュータ・コミュニケーションシステム」の開発研究を行っている.本稿では,選択項目数を,4,6,8と変化させた場合の成功率と,target画像からの距離による脳波応答の変化について検討した.その結果,成功率は4択課題,6択課題および8択課題でそれぞれ91.7%,97.2%,92.7%となり,選択項目数が変化しても成功率は変化しないことが示唆された.一方,target画像からの距離による脳波応答の変化をみたところ,target画像から遠いnon-target刺激ほど電位変動が小さくなり,選択項目間の距離が脳波応答に影響を及ぼすことが示唆された.
2011-01-20

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク