BSSを利用した収音手法の検討
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概要
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番組制作現場の音声収音において、目的音を周囲雑音と分離して収音する技術が要望されている。本報告では、近年多くの研究が進められているブラインド信号分離処理(BSS)をマイクロホン出力に適用し、マイクロホン正面方向に目的音と雑音とが前後に存在する場合の音源分離収音手法を提案する。原音声信号は統計的にお互いに独立であり、それらが線形加算された信号がマイクロホンに入力されるという条件下で、出力信号間の相互相関の最小化により混合過程を推定し、原音声の収音再生を行った。計算機シミュレーション及び、無響室内での実験結果から本手法の有効性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-17
著者
-
岩城 正和
N H K 放送技術研究所
-
東山 三樹夫
早稲田大学
-
東山 三樹夫
工学院大学情報工学科
-
小宮山 摂
NHK放送技術研究所
-
岩城 正和
NHK放送技術研究所立体映像音響
-
小宮山 摂
NHK技研
-
盛田 章
NHK大阪放送局
-
盛田 章
NHK放送技術研究所 (立体映像音響G)
-
岩城 正和
NHK 技研
-
盛田 章
NHK 技研
-
盛田 章
Nhk放送技術研究所
-
小宮山 摂
日本放送協会放送技術研究所
-
東山 三樹夫
工学院大学大学院情報学専攻
-
岩城 正和
NHK放送技術研究所
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