一般調和解析による二周波正弦波の分離
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概要
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本文は周波数および初期位相の異なる二つの周波数成分からなる被分析信号を用いて一般調和解析の周波数分解能を検討した。二つの周波数成分は等振幅とし、周波数比、成分間の位相、分析時間幅を変化させて、周波数分解能への影響を検証している。当然のことながら、分析時間幅が大きいほど分解能は上がるが、分析時間幅が低い周波数成分の1周期と等しく成分間位相差が0゜との最も厳しい条件で二成分の分離可能な周波数比が3.2となり、分析時間幅の増大と共にその値は成分間の位相にほぼ関係なく約1.3に落ち着くことがわかった。周波数比が小さくて、また明確に二成分に分離できない領域では二つの周波数の平均値の周波数を持つ正弦波とその残差とに分離されることが明らかになった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-23
著者
-
東山 三樹夫
早稲田大学
-
東山 三樹夫
工学院大学情報工学科
-
東山 三樹夫
千葉工業大学
-
松本 光雄
早稲田大学
-
村岡 輝雄
武蔵工大・工
-
松本 光雄
日本ビクター
-
鴫原 雅征
工学院大学
-
村岡 輝雄
日本ビクター
-
東山 三樹夫
早稲田大
-
東山 三樹夫
工学院大学大学院情報学専攻
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