道路交通騒音予測のこと[XV] : 路面及び地表面による減音効果
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概要
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物理モデルに基づく道路交通騒音予測の課題の一つに地表面等による過剰減衰に対するモデル化がある。本稿では音源からの騒音の距離減衰をいわゆる逆自乗則に指数関数的な過剰減衰因子を加味することによりモデル化する方法について述べている。これにより路面と地表面よりなる平行2層面上の騒音伝搬のみならず、路面に平行な多層面上の騒音伝搬や確率統計的な分布に従う一般の地表面上の騒音伝搬特性についても簡便なモデル化と解析が可能であることを示した。特に直線道路では等価騒音レベルL_<eq>に対する過剰減衰量EAT<eq>はdを道路からの距離[m]、η^^-を地表面等による減衰係数の平均値[1/m]とすれば次式で与えられる。EAT_<eq> ≃-55η^^-d.中央値L_<50>に対する過剰減衰量についても検討を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-29
著者
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