2段高速多重極法を用いた境界要素法による3次元定常音場計算の効率化
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概要
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大規模な3次元音響問題に境界要素法(BEM)を適用する上での障害である、未知数Nの増加に伴う計算量及び所要記憶容量の急激な増大に対処する方法として、筆者らは高速多重極法(FMM)の導入が有効であり、これにより計算量及び記憶容量を O(N^2)から O(N^<1.5>)へ低減できることを示した。本研究では更なる効率化を目的として、BEMによる3次元定常音場解析に2段の多重極表現を用いたFMMを導入し、計算量及び記憶容量をO(N^<4/3>)に低減できることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-01
著者
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