境界要素法による3次元音場解析への高速多重極法の応用
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概要
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音場解析手法としての境界要素法の有用性は広く認められつつあるが、要素分割数Nの増加と共に所要計算量及び記憶容量はO(N^2)で増大し、境界要素法を大規模な音場解析に適用する際の障害となっている。これに対処する方法として高速多重極法を定常音場解析に応用することを検討した。即ち、ヘルムホルツ方程式で表される3次元音響問題の境界要素解析法に対する高速多重極法による行列ベクトル積の効率的な計算方法を示すと共に、数値例を用いて所要計算量並びに記憶容量の増加がO(N^<1.5>)に押えられることを明らかにし、高速多重極法の有効性を検証した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-29
著者
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