照明条件を考慮した実画像への仮想物体の重ね込み
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概要
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仮想世界を現実世界に違和感なく融合させるためには、実世界と仮想世界における以下の2つの整合性を考慮する必要がある。(1)幾何的整合性: 正しい配置で融合させる、(2)光学的整合性: 違和感ない明るさ・陰影で融合させる。(1)に関しては、従来より、図学の理論やカメラキャリブレーションを利用した手法が提案されてきた。これに対し(2)に関しては、簡便な手法が存在しなかった。これは、実世界における照明条件の複雑さに起因する。そこで本研究では、魚眼レンズ付きビデオカメラで照明条件を直接観測し利用することにより実世界と仮想世界の照明条件を一致させ、違和感のない明るさ・陰影で仮想物体を実画像に重ね込む手法を新たに開発した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-16
著者
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