距離・カラー画像からの実世界ベース仮想博物館システムの試作

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概要

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マルチメディアとCG技術の進展に伴い、3次元仮想空間技術への社会的関心が高まっている。博物館は、展示品とそれに関する様々な背景情報を対象とする多様な媒体で表現されるメディアの集合体であるために、臨場感を持って意のままに対話的に体験、操作することができる仮想博物館の実現が期待されている。また、仮想博物館を実現するために必要な技術について、様々な研究が行なわれている。そこで本稿では、インターネット上の技術であるVirtual Reality Modeling languageにより構築された仮想環境の中に、実存する博物館に展示されている実際の遺物や美術品を、非接触で観測した距離画像・カラー画像を用いた可変表示可能な多重解像度3次元モデル131を生成し、人間の視覚特性を考慮して、効率的に陳列・展示する仮想博物館システム試作について述べる。
1996-03-11

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