奥行知覚特性に基づく多重解像度三次元物体表示(三次元形状, <特集>画像の認識・理解論文)
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概要
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リアリティが高く臨場感を与える三次元仮想空間を効率的に生成・表示するために, 人間の視知覚特性を考慮することが重要である. 特に奥行感は三次元空間知覚の成立の基本となるものであり, 奥行知覚を明らかにすることは仮想空間内の距離感覚の認識を高め, 効率的に仮想空間を構築し, 表示するために重要である. 仮想空間において視点から遠くにある物体形状を, その奥行距離(視距離)と知覚感度に基づき適切に簡略化して表示することにより, 知覚される品質を維持したまま物体表示速度を向上することが考えられる. そこで本論文は, 三次元空間における解像視力を表す奥行弁別しきいと奥行空間周波数特性に基づいて, 多重解像度の階層的三次元物体モデルを高速に効率的に表示する手法を提案する. 提案手法をVRMLのLOD機能に応用した主観評価実験結果から, 人間の非線形の奥行知覚特性に適応した滑らかな多重解像度切換表示が, 階層的三次元物体モデルの中間層表現を用いて, 効率的に実現できることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-08-01
著者
-
田中 弘美
立命館大学理工学研究科
-
篠田 博之
立命館大学情報理工学部知能情報学科
-
松本 卓
立命館大学理工学部情報学科
-
篠田 博之
立命館大学
-
篠田 博之
立命館大学 情報理工学部
-
金子 昇治
三菱電機株式会社
-
金子 昇治
立命館大学情報理工学部知能情報学科
-
星加 望夕起
立命館大学情報理工学部知能情報学科
-
星加 望夕起
立命館大学情報理工学部知能情報学科:(現)(株)ニッセイ情報テクノロジー
-
田中 弘美
立命館大学
-
田中 弘美
立命館大学 情報工学部 知能情報学科
-
松本 卓
立命館大学情報理工学部知能情報学科
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