シナプス可塑性を用いた多安定両眼視野闘争のモデル化
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概要
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左右それぞれの眼に異なる視覚刺激を提示すると, 多安定両眼視野闘争という現象が起こることがある.このとき, 提示された像の他に提示されてない像も知覚され, 知覚される像は数秒ごとに入れ替わる.またこの知覚の遷移は, 類似した像の間で起こりやすい.本研究ではこの現象を説明するために, 大脳皮質腹側経路の神経回路モデルを構築し, 計算機シミュレーションを行った.モデルは学習によって刺激選択性を獲得した.また, 学習の結果, 類似した像の間で知覚の遷移が起こりやすくなるような構造が作られることが示された.さらに, この知覚の遷移には, 抑制性相互作用と, シナプス可塑性が重要であることも示された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-23
著者
-
林 栄治
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
-
中村 清彦
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
-
中村 清彦
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻
-
中村 清彦
東京工業大学
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