色一形状情報統合の神経機構の学習による形成過程のモデル解析
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概要
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視覚情報における色や形,大きさなどの複数の異なる特徴情報が,大脳神経系でどのように統合され, またそれらの関係が学習によりどのように変化するのかを調べる.人は異なる情報刺激に対して数百ミリ秒で適切な選択を行ない応答することができる.この脳内の高速情報処理の神経機構として細胞の発火潜時による競争機構の仮説が提示されている.本研究は,この仮説を用いて色と形状の異なる視覚刺激の応答時間が学習によって変化する過程を計算機シミュレーションにより求め,さらにMacLeod & Dunbarが行なった訓練による形と色命名のストループ干渉の実験結果との比較を行ない,細胞応答の競争機構の仮説の妥当性を検証する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-12-09
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