表面筋電信号からのインピーダンス推定
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概要
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これまで腕の到達運動,特に2点間の運動が,脳の運動制御に関する軌道計画や運動指令生成に関する計算論的な研究において行われてきた.しかし,日常の生活において,コップを持ちあげる,ものを切る,ボールを受け取るなど,環境との相互作用をともなう運動も行われている.たとえば,スポーツをはじめたとき,最初は上手な人のまねをして,フォームなどの視覚的な情報を用いて,学習を行う.しかし,実際にスポーツをやりながら,徐々に力のいれ具合など,外から見ていたのでは分からないことも学習により獲得していく.このように,外界からは見ることができない,力のいれ具合,また,これにともない,各関節のインピーダンスが推定できれば,どのように脳は外界との相互作用を行っているかを明らかにすることができる.本研究では,筋肉の活動度を示す表面筋電信号を用いて,腕のインピーダンスを推定する新しい方法を提案する.また,この方法を用いて静止中,運動中のインピーダンスを推定した結果について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-06-20
著者
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