共有VR環境における力覚提示の有効性について

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概要

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通信網の発達やコンピュータの進化により、離れた場所にいる技術者同士がネットワークを用いて協同でデザインをする事が可能となってきている。仮想環境を複数のユーザが共有して、3次元物体の協同デザインをすることができるようになれば、実世界より高い空間自由度が得られ、しかも操作者間の物理的な距離を無視する事が出来る。しかし仮想環境をネットワーク上で共有する時の問題点として(1)操作者全員の環境を同一に保つ必要性(2)通信時間による遅れの2点が挙げられる。今まで提案されてきた(1)を解決する手段としてはアクセス権という概念が一般的であり、「同時に同じ物体を複数のユーザがつかむことを禁止」するものであった。本研究ではそのような不自然さを解消する手段として、共有仮想環境に力覚を提示することの有効性に着目し、力覚ディスプレイを有する共有仮想環境システムを構成した。また、そのシステムを用いて力覚の有効性を確かめた。
電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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