時間冗長方式と巡回符号を用いたバス上の多重縮退故障のマスク
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概要
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本稿では、時間冗長方式の一つであるADR(Alternate-Date Retry)を用いて、バスに耐故障性を持たせる方法を示す。筆者らは、ADRの考え方を用いてバス上のt多重縮退故障をマスクするためのべクトル集合を提案してきた。 このベクトル集合は、t-MD集合とよばれ、筆者らは、バス上の2重縮退故障をマスク可能な2-MD集合の生成法を既に提案している。本稿では、巡回符号を用いることにより、t-MD 集合を生成する方法を示す。その結果、バス上の任意のt(t≧1)重縮退故障をマスク可能なADRシステムの実現が可能となった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-11
著者
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