ADRによるバス上の多重縮退故障のマスク

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本稿では、ADR (Alternate-Date Retry)法を用たバス上の2重縮退故障に対する耐故障性の実現方法について述べる。ADRはディジタル・システムの耐故障化技術の1つであり、システムへの1つの入力メッセージを複数のべクトルに符号化したのち、再試行を行ない、システムの故障をマスクする。本方法では、1つの入力メッセージを2重誤り検出符号(ハミング符号)により生成された複数のべクトルに符号化し、これらのべクトルにより、バス上の2重縮退故障をマスクし、正しい出力メッセージを得る。本方法は、従来法より最大試行回数が少ない特長を持つ。この方法は、3重以上の多重縮退故障に対する適用の可能性を持つ。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-12-12

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク