低ビット動き検出のためのメディアンカット量子化器のVLSI構成
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概要
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本報告では,低ビットブロックマッチング動き検出のために,ビット操作に基づくメディアンカット量子化(MCQ)のアルゴリズムを提案し,そのVLSI構成を与える.MCQは,メディアン値を用い適応的に閾値を変えて,多値サンプルを二値サンプルへ量子化する技術である.本提案法におけるメディアン値の探索法はクイックソートより導出している.サンプルはその探索処理の間に量子化される.まず,ビット逐次型の手順を示し,それをビット並列型の手順へ改善する.提案法の多値量子化への拡張についても議論する。提案するアルゴリズムはビット操作に基づいているため,VLSI実現に適している。本提案法の有効性を確認するために,提案するVLSI構成のVHDLモデルの合成結果より,その動き検出への応用に対する性能の見積りを行なう.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-10
著者
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村松 正吾
新潟大学工学部電気電子工学科
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貴家 仁志
東京都立大学大学院工学研究科
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村松 正吾
東京都立大学大学院工学研究科電気工学専攻
-
山田 昭彦
東京都立大学大学院工学研究科電気工学専攻
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貴家 仁志
東京都立大学
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山田 昭彦
東京都立大学
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