DS-UWB伝送における狭帯域干渉とジッタの影響について(UWBシステム/一般)
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概要
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Ultra Wideband (UWB)無線伝送方式は、数百psecから数nsecという極めて時間幅の短いパルスを用い、周波数を数GHzもの帯域に拡散する新しい無線伝送技術である。UWB伝送は近距離の高速無線データ伝送の実現に有望な技術であるが、伝送に用いられるパルス幅が極めて短いため、パルス発生器で生じるジッタが深刻な問題になる恐れがある。また、信号が極めて広帯域を占めるため、同じ周波数帯域を占有する既存の狭帯域通信の影響が避けられない。本研究では直接スペクトル拡散(DS/SS)方式を用いてUWB (DS-UWB)伝送におけるジッタと狭帯域干渉の影響について、計算機シミュレーションにより評価を行った。その結果、本来の性能を得るためには、ジッタはパルス幅に対して1〜2%以下である必要があり、また狭帯域干渉ではSIRが20dB以上必要であることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-05-16
著者
-
菊池 久和
新潟大学工学部電気電子工学科
-
村松 正吾
新潟大学工学部電気電子工学科
-
佐々木 重信
新潟大学工学部電気電子工学科
-
周 杰
新潟大学工学部電気電子工学科
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佐々木 重信
新潟大学工学部
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日馬 拓海
新潟大学工学部電気電子工学科
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菊池 久和
新潟大学工学部
-
村松 正吾
新潟大学工学部
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