X-Yゾーン法と動作領域モデルを併用したアナログ回路の故障診断(ディペンダブルコンピューティング)
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概要
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本論文では, X-Yゾーン法と動作領域モデルを組み合わせたアナログ回路の故障診断法を提案する. X-Yゾーン方法は, 回路の入出力間電圧の関係を利用したアナログ回路のテスト法である. また動作領域モデルは, 回路内のMOSトランジスタの動作領域の変化を観測して回路動作をモデル化する方法である. これらを併用することで互いの欠点が補完され, また簡易で比較的精度の高い故障診断が行えるものと期待できる. そこで本論文では, それらを併用したアナログ回路の故障診断法を提案する. 提案の診断法はディジタル回路の故障診断法の一つである既定検査を応用した方法である. 提案法を2種類のITC'97のベンチマーク回路に適用し, その有効性を確認した. それぞれの回路について50個のソフト故障とハード故障を対象に診断し, すべての故障の診断分解能が1になる結果を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-01
著者
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