個別対応機能を持った授業進行支援システムの開発と評価

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概要

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一斉授業に教師の意思決定の負担を軽減し、効果的な判断を行うことを支援するための、意思決定支援システムを開発した[2]。システムを実験授業で運用した結果、生徒の理解度に有意差が見られた。また、教師はシステムからの助言を、授業進行に対する判断の指針として受け入れている傾向があることが示唆された。その一方で、理解度の異なる生徒に対する個別対応を行う必要があることも明らかになった。そこで本研究では、一斉授業において一人の教師が理解度の異なる生徒に対する効果的な個別対応を行うための、授業進行支援システムを開発した。システムを実験授業で運用した結果、基礎学習事項は全員ができるようになり、発展学習事項は能力により反映されるようになること、また、システムによる個別対応機能を用いた授業は用いない授業と比較して、生徒の満足度と理解度に有意差が見られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-01-21

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