新学習指導要領が求める情報化に対応した教育に対する小学生保護者の意識

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新学習指導要領が試行される直前に、小学生保護者に対して、「学習指導要領改訂の背景」、「新学習指導要領のポイントと学校・家庭・地域の役割分担」、「情報化に対応した教育」について理解を深めるための講習会を実施した。講習後、情報化に対応した教育を中心に保護者の意識を調査した。保護者に対して、情報化に対応した教育についての理解を深めるためには、「生きる力」としての問題解決力の育成や、基礎・基本の徹底について、情報化に対応した教育による解決方法を示し、具体化した授業・学習活動のイメージを提示することによって、ある程度的確な観点を涵養できることが明らかになった。保護者は、子供たち自身が問題解決力を向上させるために情報活用能力を身につける必要性を認識し、教師が、動機付けとして情報機器を活用することに期待を持った。実施に際しては、内容に応じて、情報活用のメリット・デメリットを考える必要があることを認識し、情報化社会で人に迷惑をかけたり、トラブルに巻き込まれて被害にあわないための情報モラルに関する判断力を育成して欲しいと感じている。講習を通じて、保護者は、親子で一緒にさまざまな体験を共有すること、一緒に情報活用能力を身につけるための努力をすること、子供自身が問題解決をするために側面から支援すること、地域と連携して子供を育てていくことの大切さについても再認識した。
東京経営短期大学の論文
2003-03-15

新学習指導要領が求める情報化に対応した教育に対する小学生保護者の意識

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