幾何論証課題文の制約条件を満たす図に関する計算機的表現の自動生成
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概要
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幾何論証課題文を自然言語処理技術を用いて計算機処理可能な表現に変換し,その変換結果を図として表示するシステムを試作した.本研究において,次の3点が重要である.第一に,実際の教科書等に示されている課題文に基づき,構文解析用の句構造規則と範躊を決定した.第二に,課題文に明示された図形要素間の関係を表す表現と,さらに多角形を構成するすべての点や線分の関係を表す表現を生成する方法を示した.前者は課題文の表面的な意味を捉えたものであり,後者は前者の表現に,図形要素のクラスに関する概念的知識を適用し,点や線分,直線の関係として課題の条件を表現したものである.第三に,以上で得られた表現に,点の座標値などの作図に必要な情報を付加して,図的表象を生成する機能を実現したことである.システムの出力結果は,幾何論証課題の解決システムや,手書き図形入力システムで利用することを想定している.
- 日本教育工学会の論文
- 1992-06-10
著者
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