小中学生の日本語入力技能の評価方法の検討
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概要
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1986年以来、われわれは小中学校の児童生徒を対象にして日本語入力の操作学習の試行を行っている。現在では、この実験的な取り組みに参加している学校は小学校10か校、中学校2か校、合計12か校である。 各実験校の活動は実験校の意向や指導にあたっている先生によって、多様な取り組みがされている。しかし日本語入力のための基本操作学習では、各実験校とも共通的して(1)暫定的に市販のポータブルワープロを使用し、(2)主として正規の科目外の学習活動として、(3)基本操作の学習の後、(4)自由作文活動やグループの学習成果の取りまとめ活動などを展開している。また、実験校のうち先進的な取り組みをしている学校では、基本操作ののち国語、社会科、理科、英語などの正規の学習活動の展開にも活用している。 本稿では、これまで取り組みから日本語入力の初期の操作練習段階における評価方法の考え方、および、その試行事例をもとにした検討をしている。
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