ドコサヘキサエン酸富化スピルリナSpilurina platensisの調製と脂質特性
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概要
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機能性食品として広く利用されているスピルリナについて,高付加価値化を目的としてドコサヘキサエン酸(DHA)の富化を検討した。スピルリナ培養液に各種DHA源を添加したところ,魚油やDHAエチルエステルは細胞内に取り込まれなかったが,遊離脂肪酸型DHAは細胞内に取り込まれ,総脂肪酸中のDHA含有率は70.2%に達した。細胞内のDHAは主としてモノグリセリド,ジグリセリドを中心とする中性脂質に取り込まれていたが,少量の遊離脂肪酸が残存した。DHAの一部はグリセロ糖脂質やリン脂質中にも取り込まれていた。
- 2005-01-15
著者
-
林 雅弘
宮崎大学農学部生物環境科学科
-
雪野 繼代
鹿児島大学大学院連合農学研究科(現)宮崎大学農学部
-
雪野 繼代
鹿大 大学院
-
井上 良計
株式会社シクロケム
-
村田 寿
宮崎大学農学部
-
今村 純子
備前化成株式会社
-
長野 直樹
宮崎大学農学部生物環境科学科
-
長野 直樹
宮崎大・農・生環科
-
長野 直樹
Nagasaki Industrial Promotion Foundation Nagasaki Prefectural Institute Of Fisheries
-
林 雅弘
宮崎大学農学部
-
村田 寿
宮崎大学農学部生物環境科学科
-
雪野 繼代
鹿児島大学大学院連合農学研究科
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