グループ情報共有の長期的行動遷移モデルの提案
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概要
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グループの長期挙動を説明するために,サービス利用動向評価について,グループやサービスの種類に依存しない一般的な方法論を構築することが本研究の目的である.利用動向における普遍的でかつ解決すべき課題として,通信サービスが利用されなくなる事象(脱落)を対象に,長期的視点からその説明と予測に関する検討を行った.グループで利用されている複数の通信サービスの長期利用動向を観察し,解析することにより,各サービスに共通して現れる利用動向パターンの存在を明らかにした.一般的なモデルの必要性を明らかにするため,旧サービス(FISH)の代替を目指した新サービス(GoldFISH)の導入事例より,同種サービス間での利用動向の遷移を議論した.これらの議論より,アクセス間隔という視点から脱落を説明する一般的な行動モデルを提案し,3つの要素(長期価値,短期価値,個人摂動)による行動遷移を議論した.このような一般的な行動モデルは,アプリケーションやグループ間の比較を定量的に行うための基礎を与えるものとして有効である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-26
著者
-
山上 俊彦
NTT通信網総合研究所
-
爰川 知宏
Nttマルチメディアネットワーク研究所:(現)西日本電信電話株式会社
-
爰川 知宏
NTT通信網研究所
-
杉田 恵三
NTT通信網研究所
-
山上 俊彦
Nttマルチメディアネットワーク研究所 : 株式会社nttデータ
-
杉田 恵三
Ntt研究開発推進部:(現)nttソフトウェア株式会社
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