8-キノリノール-5-スルホン酸-亜鉛(H)-塩化トリオクチルメチルアンモニウムの三元雄体の溶媒抽出を利用した亜鉛のけい光定量
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概要
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亜鉛(II)と8-キノリノール-5-スルホン酸のキレート陰イオンは,塩化トリオタチルメチルアンモニウム(カプリコート)との三元錯休としてクロロホルムに抽出され,緑色けい光を発する.この三元錯休のけい光スペクトルは,400 nm に最大励起波長を持ち,522 nm に最大けい光波長を持つ.抽出の最適pH範囲は7.7〜8.2である.検量線は亜鉛(5.0〜150.0)nmolの範囲で直線となる.亜鉛70 nmolに対して,2倍量のコバルト(II)とニッケル(II)は小さな負の誤差を与えた.又,2倍量のカドミウム(II)とアルミニウム(III)は大きな正の誤差を与えたが,後者はタイロンによってマスキングされた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1981-02-05
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