銅 (II) -ジンコンキレート陰イオンのゼフィラミンによる抽出
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概要
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ジンコン(2-カルボキシ-2-ヒドロキシ-5-スルホホルマジルベンゼン)と銅(II)とのキレート陰イオンは,ゼフィラミン(ZCl,塩化テトラデシルジメチルベンジルアンモニウム)の存在で,三元錯体としてクロロホルムに抽出される.銅(II)の比色定量のための基礎的条件,および生成する錯体の組成を検討した.青色の抽出液は625nmに吸収極大を示す.最適抽出pH範囲は pH 7.5〜9.5 である.有機層中の銅(II)演度が1.60〜16.0μg/10m<I>l</I>の範囲でベールの法則に従う.モル吸光係数は(2.27±0.09)×10<SUP>4</SUP>cm<SUP>-1</SUP>・mol<SUP>-1</SUP><I>l</I>である.抽出された三元錯体の組成は[Cu<SUP>2+</SUP>・Zincon<SUP>4-</SUP>・(Z<SUP>+</SUP>)<SUB>2</SUB>]<SUB>0</SUB> である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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