N-(2-アミノエチル)-N-(2-ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸を用いる銅(II)の吸光光度定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The N-(2-aminoethyl)-N-(2-hydroxyethyl) dithiocar-bamic acid (Hahdtc) reacts with copper(II) and forms a water-soluble complex having an absorption maximum at 432nm. The absorbance of the complex at the wave-length is maximum and constant when the pH of the sample is in the range of 3.5 and 7.6, moreover, at pH 4.5, it does not change for 45min. Beer's law holds for (3.21〜102.6)μg of copper (II) in the sample of 25-ml volume with the molar absorption coefficient ε_<432>=(1.29±0.02)×10^4cm^<-1> mol^<-1> 1, being Sandell's sensitivity (4.9±0.6)×10^<-3>μgcm^<-2>. The recommended procedure is as follows. To (3.21〜102.6)μg of copper in a 25-ml volumetric flask are added 5ml of 2mM Hahdtc solution and 5ml of acetate buffer solution (pH 4.5). The mixture is flled up to 25ml with water. The absorbance measurement is carried out at 432nm against water within 30min after mixing. Less than 10mg Al(III), Ca(II), Gd(II), Mg(II), Mn(II) and Zn(II), less than 1mg Pb(II) and less than 0.5mg Cr(III) do not interfere. Interference by 1mg of Bi(III),Co(II) and Ni(II) is masked by the addition of Na_2H_2edta. Less than 10mg Fe(III) is masked by reduction with ascorbic acid. Less than 0.2mg Hg(II) does not interfere, but when Na_2H_2edta coexists, it interferes seriously.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-01-05
著者
関連論文
- アセトン中でのヨウ化物およびその水銀およびカドミウム化合物のポ-ラログラフ的挙動〔英文〕
- ペンタシアノニトロシル鉄(3)酸イオンの陽極波ポ-ラログラフィ-〔英文〕
- 黒鉛炉原子吸光法による微量過塩素酸イオンの間接定量
- トリオクチルメチルアンモニウム-テトラヨードカドミウム(II)酸イオン対抽出分離を利用する8-キノリノール-5-スルホン酸によるカドミウム(II)の吸光光度定量
- ヨウ化テトラブチルアンモニウムを用いた溶媒抽出 : 原子吸光法による微量カドミウムの定量
- 非イオン性界面活性剤の電位差及び定電圧分極電流滴定
- ニトロンR塩-コバルト-ゼフィラミンの三元錯体の溶媒抽出
- 8-キノリノール-5-スルホン酸-亜鉛(H)-塩化トリオクチルメチルアンモニウムの三元雄体の溶媒抽出を利用した亜鉛のけい光定量
- テトラフェニルホウ酸ナトリウム標準溶液による第4級オニウムイオンの表面張力滴定
- 液膜型NN金属指示薬イオン選択性電極の作製とキレート滴定への応用
- 液膜型ヒスタミンイオン選択性電極の作製
- 液膜型テトラフェニルホウ酸イオン選択性電極
- N-2-(2'-ピリジルメチレンアミノ)エチル-N-2-アミノエチルカルボジチオ酸を用いる銅(II)の吸光光度定量
- 銅(2)イオン選択性電極を用いる銅と亜鉛の逐次電位差滴定 (「センサ-と化学」) -- (イオン選択性電極--基礎と応用)
- 微細な陰イオン及び陽イオン交換樹脂の凝集体を用いるイオン交換体比色法
- ポリ塩化ビニル基質膜型のクロム酸水素イオン選択性電極〔英文〕
- ミリスチン酸カルシウムを表面活性指示薬とする表面張力滴定
- N-(2-アミノエチル)-N-(2-ヒドロキシエチル)ジチオカルバミン酸を用いる銅(II)の吸光光度定量
- ジンコン-過酸化水素系におけるマンガン(II)の接触効果
- 界面張力滴定によるイオンの定量
- テンサンメトリー波高の界面活性剤濃度依存性
- 交流ポーラログラム波高を測定する作図法(ノート)
- ポーラログラフ分析 (進歩総説(特集))
- 界面張力滴定
- 能動輸送に基づく化学センシングの基礎研究
- 銅(II)-ジンコンキレート陰イオンとゼフィラミンとのイオン対抽出を利用する水中の微量銅の定量
- 銅 (II) -ジンコンキレート陰イオンのゼフィラミンによる抽出
- テンサンメトリー波高の界面活性剤濃度依存性
- 交流ポーラログラム波高を測定する作図法
- 3ポーラログラフ分析
- 界面張力滴定
- 8-ヒドロキシキノリン-5-スルホン酸-銅(II)-ゼフィラミンの三元錯体の溶媒抽出
- 8-キノリノールの塩酸水溶液中への抽出過程の研究
- 8-ヒドロキシキノリン-5-スルホン酸-ニッケル(II)-ゼフィラミンの三元錯体の溶媒抽出
- ポーラログラフィーおよびクロマトグラフィーにおける拡散現象の研究(学会賞) (昭和44年度日本分析化学会学会賞者)
- 不完全分離微量成分の微分ガスクロマトグラフ法による定量
- 電極反応論入門
- イオン交換クロマトグラフィーにおける段数とひずみ率に及ぼす溶離液の濃度の影響
- ポーラログラフ法によるモリブデン(VI)の接触分析
- 微分ガスクロマトグラフィー
- ガスクロマトグラフィーのやさしい理論
- 微分ガスクロマトグラフ
- 溶媒抽出ポーラログラフ法によるアルキルベンゼンスルホン酸塩の定量
- van Deemter 式の理論的修正
- 4無機ポーラログラフ分析
- ペルオキソホウ酸-ヨウ化物イオンの反応を利用したタングステン(VI)及びバナジウム(V)のヨウ化物イオン電極による接触分析
- 滴下水銀電極を用いる界面張力滴定における電極電位の役割
- ナフタリン添加によるイオン交換液の固化を利用するイオン性界面活性剤選択性電極
- ヨウ化物イオン電極によるバナジウム(IV)の接触分析
- 8-ヒドロキシキノリン-5-スルホン酸-鉄(III)-ゼフィラミンの三元錯体の溶媒抽出
- 膜を用いるイオン・分子認識の新しいアプローチ
- 電気化学分析法
- トレース分析における指導概念
- 界面活性指示薬を用いる界面張力滴定
- 交流ポーラログラフ波高の温度依存性〔英文〕
- ポーラログラフ吸着波
- メチレンブルーの吸着前置波におよぼすハロゲン化物イオンの影響〔英文〕
- ビス(2-アミノエチル)ジチオカルバミン酸を用いる銅(2)の吸光光度定量
- Extraction-Polarograpy Applied to the Microdetermination of Phosphate