ポストカラム反応を用いた高速液体クロマトグラフィーによるリン脂質の分析
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概要
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ポストカラム反応を用いたHPLCによるリン脂質の分析法を検討した.アミノプロピルシリカカラムにより極性基の異なるクラスごとに分離されたリン脂質を水酸化カリウムで加水分解した後, 過ヨウ素酸酸化してホルムアルデヒドを生成させ, これをアセチルアセトン法により3,5-ジアセチル-1,4-ジヒドロルチジンに導き410nmで検出した.本法では結合している脂肪酸の種類によらず各クラスごとに等しい感度で検出される.検量線はホスファチジルエタノールアミンの場合, 1.1〜111.0nmolの範囲で良好な直線性を示し, 33,3nmolにおける6回測定の再現性は相対標準偏差1.1%であった.更に, 各ピークを分取後, 各々の構成脂肪酸組成を逆相HPLCにより分析することができた.本法を市販大豆リン脂質の分析に適用し, 精度よく分析できた.
- 1991-02-05
著者
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