高分子の熱分解ガスクロマトグラフィーにおける自動検索システムの開発
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概要
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各種家庭用製品中の多種多様の高分子を, 熱分解キャビラリーガスクロマトグラフィーにより分析した後, 自動的に高分子を検索することが可能な, 全自動高分子同定支援システムの開発を試みた.検討の結果, 熱分解された高分子の分離には, DB-17キャビラリーカラムが最適であることを見いだし, 検出には水素フレームイオン化及び窒素, リン同時検出法を用いた.分離成分の同定には保持指標を用い, 熱分解後に多数の同族体を与えるポリエチレンを保持指標計算のための基準物質とすることにより, 良好な保持指標安定性を得ることができ, 保持指標のデータベース化が可能となった.本分析法は, 熱分解ガスクロマトグラフをバーソナルコンピュータとオンライン結合させることにより, 完全に自動化することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1993-03-05
著者
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