コンピューター化キャピラリーガスクロマトグラフィーによる溶剤の全自動分析システム
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概要
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各種家庭用製品中の多種多様の溶剤成分を, キャピラリーガスクロマトグラフィーにより一斉に分離した後, 自動的に同定及び定量を行うことが可能な, 全自動溶剤分析システムの開発を試みた.検討の結果, 溶剤の分離にはDB-1701キャピラリーカラムが最適であることをことを見いだし, 約60種類の溶剤成分の一斉分離が可能となった.分離成分の同定には保持指標を用いた.アルコール系溶剤を保持指標計算のための標準物質とすることにより, 良好な保持指標安定性を得ることができ, 保持指標のデータベース化が可能となった.本研究では, ガスクロマトグラフをパーソナルコンピューターとオンライン結合させることにより, 分析を完全に自動化することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-06-05
著者
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