ベンジルキサントゲン酸カリウムを用いる亜鉛(II)、カドミウム(II)のクロロホルム抽出
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概要
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亜鉛及びカドミウムはベンジルキサントゲン酸と反応して水に難溶の錯体を生成し、この錯体はクロロホルムに抽出される。一方、大過剰のベンジルキサントゲン酸存在下では、これら金属は水に可溶の錯体を生成し、この錯体はクロロホルムに抽出されない。そこでクロロホルムヘの金属の分配比に及ぼすべンジルキサントゲン酸イオン濃度の影響を調べた。その結果、抽出化学種は1:2の組成比であることを確認し、その生成定数を求めた。また、キサントゲン酸大過剰で生成する可溶性錯体の組成が亜鉛の場合は1:3錯体であり、カドミウムの場合は1:4錯体であることを決定し、これらの錯生成定数を求めた。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-03-10
著者
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