自然言語による協調作業支援データベースシステムのためのデータモデル及びデータベース自動生成システムの設計

概要

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協調作業を行っていて作業内容に関する問題が発生した場合、他の作業者に質問し回答を得て問題に対処するといったことはしばしば行われる。ここで、過去にあった問題とその対処の方法が蓄積されていてそれを参照することができれば、迅速に問題解決を行い作業を効率的に進めることができる可能性がある。このようなデータベースを用意しようという試みは一般によく行われているが、しかしながら、データベースシステムだけを用意しても、データを蓄積するためのよい手法がなく、手でデータを入力してテータベースを作成しているというのが現状である。我々は協調作業支援システムの一部として過去にあった問題と対処法に関する情報を蓄積するデータベースシステムの開発を行っており、ここで、先に述べた問題点を解決するために、人間同士でやり取りされた情報の中からデータを抽出し蓄積するための研究を進めている。本稿では、データの抽出方法及び格納型式について検討し、それに基づく試作システムによる実験について述べる。
1997-03-12