同一機種分散システムにおける負荷分散方式

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概要

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分散処理システムでは、負荷をネットワーク上の各ノードに最適に分散することにより、高いパフォーマンスを得ることができる。従来の負荷分散システムの方式としては、例えば、処理アクセス要求群を一つのスケジューラに転送し、そのスケジューラが処理を行なっていないデータ処理装置に対して、転送するといった方法が提案されているが、この様な集中管理方式では、スケジューラに多数のアクセス要求が発行されると、スケジューリングの処理が全体のボトルネックになる可能性がある。また他の方法としては、資源をアクセスする側が各ノードノ負荷状況を問い合わせて、最も負荷の軽いノードに処理を依頼する方式があるが、問い合わせの頻度が高くなると問い合わせのメッセージの処理のオーバーヘッドが問題になってくるなど、いずれも必ずしも最適とはいえない。本稿では、同一機種によって構成された分散システムにおいて、負荷分散を行なうための一方式について提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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