概念モデル上のカーディナリティに着目した仕様の洗練化
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概要
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筆者らは概念モデルとしてBRモデルと制約を適用した仕様記述言語PSDL(Program Specification Description Language)を提案し、PSDLで記述された仕様をCプログラムに変換するためのPSDLコンパイラを研究中である。さらに、PSDLで記述された仕様を再利用して、以下に示すステップでソフトウェアを自動作成する方法を研究中である。1.たとえば、販売在揮管理業務のような対象世界をPSDLで記述して、それを再利用対象のモデルシステム仕様として蓄積する。2.モデルシステム仕様をユーザーの要求に合わせてカストマイズし、目的システム仕様を得る。3.その目的システム仕様を洗練化し効率的なプログラム仕様を抽出する。4.そのプログラム仕様をPSDLコンパイラでプログラムへ変換する。上記の第3ステップにおいて、目的システム仕様を洗練化するためにはプログラムの入出力データを指定して、その入出力データ間のデータフロ一パスを選択することが必要である。パス選択問題について従来等の研究があるが、本稿ではERモデルのカーディナリティに着目したパス選択法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
-
佐藤 正和
Atr通信システム研究所
-
竹中 豊文
Atr通信システム研究所
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橋本 正明
Atr通信システム研究所通信ソフトウェア研究室
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横田 和久
AIR通信システム研究所
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橋本 正明
AIR通信システム研究所
-
岡本 克巳
AIR通信システム研究所
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佐藤 正和
AIR通信システム研究所
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竹中 豊文
AIR通信システム研究所
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横田 和久
横河・ヒューレット・パッカード株式会社アジアパシフィックプロダクト開発本部システム環境開発部
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