共有エディタの編集制御の実装アルゴリズム
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概要
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組織における我々の活動は基本的にグループによる共同作業である.同一の文書を複数の人間が関与して開発するのもその1つである.従来の文書開発では,グループの各個人がそれぞれ独自にワークステーションに向かって文書を作成する段階と,文書の内容についてグループで協議する段階が全く分離して行われている.この場合,文書の作成と協議による変更が不連続となるため,開発効率が低下する可能性がある.従って,文書開発時の共同作業を効率化するためには,作成段階と協議段階を同時に進める環境が必要となる.そこで本研究では,同一の文書を同時に2つのサイトで編集するための支援システムを開発している.具体的には,編集中の同一文書を各々のワークステーション上に示し,各自の注目している部分を指示した上で,同時に変更もできる共有エディタを設計した,これにより実際に相手と対面して会話しながら紙の上で同時に書き込むのと同様な環境の実現を考えている.共有エディタでは,各サイトの局所的変更を時間遅れなく処理するために,一時的に両サイトのテキストが異なる状態となる.相手からどの様な編集入力が到着しても意図した正しい操作が行われ,両者のテキストが最終的に一致するためには,テキストが適切に構造化されていなければならない.本稿では共有エディタのための共有テキストの構造を示し,この構造に基づいて編集要求を処理する編集制御のアルゴリズムについて述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
-
池井 寧
大阪大学工学部
-
池井 寧
東京都立科学技術大学工学部
-
大川 善邦
大阪大学工学部電子制機械御工学科
-
都築 功〓
大阪大学工学部
-
大川 善邦
日本大 工
-
大川 善邦
大阪大学工学部電子制御機械工学科
-
池井 寧
大阪大学工学部電子制御機械工学科
-
大川 善邦
大阪大学工学部
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